20世紀少年/山人
この章を組み立てている。特に小泉響子を演じる木南春香が際立っている。アニメから飛び出したようだと揶揄される風貌はまさにはまり役で、言葉尻や雰囲気は絶妙で木南がいなかったら第二章は無いも等しい。
ゲイバーのホステス役で主演しているマライア役の前田健、ブリトニー役の荒木宏文らも効果的に濃い味を出している。また、ひ弱な刑事を演じる蝶野刑事こと藤木直人の2.5枚目役も面白い。
この章では、今まで謎だった部分が徐々に解明されていくという展開である。カンナの母のウイルス研究や理科室での真実、少しづつトモダチの正体像が見え出してくる設定だ。サダキヨ演じるユースケ・サンタマリアの不気味な眉毛無しの形相や小泉
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