マスターに寄せて/梅昆布茶
んがえているのだろうと
ずいぶんと様々なギターを捨てて
いまはマスターからゆずってもらった
FGー130とフェンダーの
おもちゃみたいな ミニギターの2本 だけ
星雲の質量にみあうだけの
こころが欲しいと想うのだけれど
物理はずいぶん宇宙を明解にしつつあるとは理解しつつ
人間の法則はいつまでも保留されたまま
誰にも理解されない粒子が飛び交う
人間という宇宙空間で僕は絶対的に孤独ではないのだろう
別れた妻やもう結婚しているかも知れない子供たち
便りのないことが僕の容量を示唆するんだけれども
大好きな現フォ詩人たちもこうやって日常を
もしかして購って
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