マスターに寄せて/梅昆布茶
っているのかもしれないとも想うのです
あまり詩を描かなくなったかもしれないし
それは詩とよべるものなのかどうか疑問ではあるが
いいんだそれは
マスターが店を閉めた理由よりはどうでもいい悩みだったんだから
僕はマスターから感じたエッセンスで生きる
ちょっと効かない僕のおまじないで日常を
音楽化したり映像化したりできる能力を夢見て
マスターみたいに挫折しても屈折しないおやじでいたいし
いつかあんな素敵にブルースを奏でられたらともおもう
死ぬまで自分の拡張機能に
気付いて生きることを
そっか
あんまり限定しないで
生きようとおもったわけなんです
マスターに会った
日のことなんです
戻る 編 削 Point(9)