ちっぽけなロードショウみたいなドライブ/
 
ようになきたくなるときもあります

むしろ五月蝿いぐらいにデタラメな色がぶちまけられて、
元々が透明なことも忘れてしまっているのかもしれません

時間軸に沿ってほどかれていくページが幾重にも並んで、ひとは
行間をどれだけ豊かに泳ぎきるか、試されている気がして
先へ先へと意識がむくのでしょう

確かに終わらないおしゃべりは楽しい
けれどいつか過剰な意識の渦に溺れてしまいそうです


夕暮れについていったドライブで、車の群れを眺めていると、
偶然隣り合った車の男の子と目が通じました
こちらがにこりとかえすと、二人の間に可愛い花がこぼれました
信号が始まりを告げ、
二人
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