創作童話詩/水菜
ていました
だからとっても小さな玉を沢山沢山降らせては誰かが想い出してくれるようにと空の上から眺めていました
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からくりじかけのコローニャはいつものお靴を履きましてちびのオカンに会いに行くのです。
昨夜は綺麗な星たちの合間にオカンの合図の流星がコローニャ帰ってきんしゃいと叫んでおりました。
泪がぽろぽろ流れぬ内に。
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白いレースを翻し新種の殿様バッタが沢山沢山飛び跳ねる広い原っぱの上で。
季節外れの蛍の大群の群れに足を取られながらも。
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tumetaikazeがぼろりと吹いて。
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