創作童話詩/水菜
 


いつのまにか 溶けてしまって、 いた

ひっついて 留まっている




せいはんたい の






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   『さなぎ」』



いつかのお話を致そうと思います。かれこれ、10数年前のことなので今ではもうがらんどうの空家になっておりますが、そこに清水さんというかわいらしい女の子が住んでおりました。私は、ひょんなことで彼女と親しくなり、毎日のように彼女と遊んでおりました。彼女は私のことをメイちゃんと親しげに呼んでおりましたが、私はいつまでも彼女のことを清水さんと呼んでおりました。
メイちゃんメイちゃんと
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