創作童話詩/水菜
ないと価値が下がるんだって。気絶したかもしれない。怖かったことだけ覚えている。
全て無麻酔。
僕は、助詞っていうの?どうも苦手なんだ。ぐちゃぐちゃになっちゃう!僕が僕の僕を僕に僕へ僕と僕から 僕から!
真っ赤な夕焼けが僕に迫ってくる。
引きこもり
はっと起き上がると僕は、僕でした。部屋。ああ、よかった。僕の部屋だ。きちんと勉強机がある、狭苦しい部屋。モノトーンで、何もない部屋。シミの無い白い天井を見て、僕は安堵する。ひどい夢を見てしまった。豚。僕が家畜になる夢!
恐ろしい夢だった。僕は暗い部屋に連れて行かれる。連れて行かれてそれで?
そろそろと起きだして、僕は
[次のページ]
戻る 編 削 Point(5)