エンドゲーム〜崩壊の序曲〜ファウスト/Terry
 
った。
?(学校を)去り時だな?
 達夫はそう思った。
 達夫は別のクラスの友人の所へ駆けつけた。
「おいおい、河野、お前のチーム一点でも入れたんこ」
 達夫がそう言うと高崎君は、
「入れたー。二点だけ」
「あっはっはっは」
 達夫と高崎君と河野は体育館へ歩み寄った。そこでは、
「いくぞー」\
「おおー」
 号令をかけていた。
「強そうやな」
 その気迫から二年生の最後のトーナメントが伺えた。\\
?あの試合は異常だ?

 自転車に乗るまでは平常を保っておこう。込み上げてくる感情を抑えて。キャンパスを通る時に一年生の女子が言い放った。
「彼が来たー」
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