鎖骨の彼/
 
りをしているけれど
きっと、それは単なるカモフラージュで
本当は、メロンソーダじゃなくてコーヒーフローとが飲みたかったと心の中で思っている。
でも、彼の瞳は、真っ黒に瞬くのでときどき上がる青白い炎が、エリーゼの青いジュースにしようと煩いのでしょうがなくメロンソーダを買うのだった。





エリーゼは、もうない。






それにしても彼を見ているとなんだか切ない。

 これを恋と呼ぶなら
   あの人への思いは恋じゃないのかしら?

それとも彼への切なさはまだ恋ではないのだろうか?

黒い水玉を
    ひとつ・・・
  
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