花の殻 湧く、次々と/ヨルノテガム
様という存在はひとりの人間よりももっと長く生きて
種類を換えて移り変わり、生物に留まらず、遥か物質の
時にも長い長い変化をもよおしていた そして
この世のあらゆる物質や物体に必ず一度は神が宿って何度も
何度も すり抜けて すり抜けて変化を起こし続けている
神の足跡を確認したとき、人間は発見し驚くのだが
変化すること自体の道筋には巨大な神の運行に
満たされている衝突地点、作用し反作用している成り行きの
点、線、点、線、点、線、、、、、、、、、
花の殻 湧く、次々と
(変身ではなく
変化が絶え間なく伸びゆく)
幽
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