花の殻 湧く、次々と/ヨルノテガム
 
、月を踏み抜いてしまう
 刺さるようなものを抱え続けてきたが
 しばらく引力や重力に出会えそうもない
 月へハシゴは届いたか
 ロマンはあなたの何なのか
 ひとは何が誤りだと気づくのか
 いつ




 *
(以下、落書き)

かつお節みたいなその笑顔
鰹節な笑い顔
わさびの辛さに甘える涙目十八歳
鰹節だよ 人生は
あの娘、みりんみたいに光ってる


眼鏡の前を流星が走った
筆と紙が尖った笑った
マイクが耳を塞いで壊れた
鱗に夜明けが映りはじめた
砂山のトンネルの向こうからオレオレ詐欺が
手を伸ばして開通してくる
鯉のぼりがおにぎり食べて

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