畏敬する詩人達へ/梅昆布茶
 

或は死に支配されないすべを
愛に拘束されない在り方を

そういったことを婉曲に表現できる詩人たちを
尊敬してやまない自分なのです

そういった人たちのちょっと妖しい語感や創語
想語やすべての襞に隠れている含意を

解るほど教養を積んでおけばよかったのですが
でもこれから努力しようかとも想っているのです

だって良い詩人を阻止するのは
けっこう難しいかとおもいますから
せめてその言葉のちからに加担しようかと

良い詩人
折り合いの悪かった両親
似たようなものです

だって時々頭をぶんなぐって回心を強要する
ちからがあるんだもの

でも彼らがやはり一番好
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