チラシの裏/baby bird
 

平日の昼間から気晴らしに付き合ってくれるような心当たりも無いし
気晴らしに出たところで夜になったら同じ場所に戻ってくるわけだし

この歳になって一人カラオケは流石に少しハードルが高すぎるし
つらたん、とかいう若い子の言葉は実に便利だなと思ったりする

心配してくれる友人という存在は
とてもとても有り難いのだけれども
そこに寄りかかれない自分という存在は
酷く薄情なのかもしれないけれども

助かりたいと思う煩悩と
胡坐をかいていたくはないという理性の間っこで
どうにもこうにも宙ぶらりんのまま

口をつくのは京都行きたいであったり、馬刺し食べたいであったり
送信ボ
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