PMT/ねなぎ
跡と
量子数とバウリの排他原理
孤立電子とクーロン力
崩壊は何時から
始まっているのだろう
電車に揺られて
窓の外の時間と
移動時間の差が相対して
ゆっくりと流れて
いるように思う
厚木あたりで
もう気づいていたが
無理矢理押し込めて
ミクロをそのまま
マクロに展開して
小田原で降りる頃には
不確定だと
思い込んでいた
太陽と共に時間が
過ぎていく事を
肌で感じながら
熱海を過ぎ
降りそそぐ
熱が空気に
及ぼす仕事を
定圧で考えても
富士を見ながら
重力すらも磁場も
一定にはならないと
改めて
海を見ながら
電車のリズムで
揺
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