一行の夢/
ハァモニィベル
茶に丸められた俺の/ポケットの隅にある/捨てられぬまま/皺苦茶に丸めた心
*
腫れ上がった感情が、迷い込んだ鏡の中で、泳ぎまわる。(背泳のままのバタフライで。)
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タマネギを見つめてしまうほどの夜、陽だまりを憎むほどの午後。カーテンの向こうを通りすぎてゆく朝。
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どんなに横を向いても、春が微笑んでいる
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【一行*夢】
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黒いサングラスをしたカンガルーがライフルで狙ってる。
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