同時多発ツイート連詩【おいしい水を】 こひもともひこ・リミックス/こひもともひこ
水面を漂うのです
淡い膜の内外で、
質量のない夢が水を呼ぶ。
宇宙の欠片に繋がる舞いをする為に、
いのちの躊躇いを映していたのだ。
響きという愛が佇み、
何処からか永遠という創造の轟きに、一雫の時が流れる。
肌に傘から逃れた雨が挨拶をしていた。
青い鳥を連れてきたのは天使だったのか。
窓辺に飾られた鉢植えにまぶしい秋の陽射しがさし込む。
さあ水をあげよう、
たっぷりと。
遠い外国の街でも雨が降るだろう。
ねえそうだろう、天使くん。
蒼天の先にいる創造主は忙しさのあまり青い鳥と天使を落とした。
ようこそ、君。
岩陰にひっそり眠るように 揺蕩っていた その身が 急に
[次のページ]
戻る 編 削 Point(4)