同時多発ツイート連詩【おいしい水を】 こひもともひこ・リミックス/こひもともひこ
 
放たれた草の先端のように跳ね揺れ、雫を飛ばしてしまい掬いそこなう。貴方の唇に惹かれたのか、ふくらみを艶めかせる水に心奪われたのか。
今はただ触れたい欲求にかられている
おそくはない
いつだって
しの世界にソファー いしコントローラー片手に
みずいろの環状線張り巡らせ ずずずいっとな いままでに飲んだ水の杯数を指折りかぞえ、その指がまた水を願う。
肺魚が君の椅子がある宝箱の蓋を開け閉めするが、それ以上に君の脚は美しく成長したのだ。
呪文と戦闘を見据えて。
アンチエイジング。
内側の水が外側の肉を拒否することはもはやない。
とかげだった頃の記憶。
井戸の内壁を這っていた、
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