同時多発ツイート連詩【おいしい水を】 こひもともひこ・リミックス/こひもともひこ
、
底の方へ。
いつのまにか瞳を失い、
ふとつめたくふれた場所。
ひらひらとふるえる気配、
からだを沈めずにはいられなかった(私を待っていたのでしょう?)
あの、
ふるえは、
あなたの名前。
呼ぶ声を持ってうまれてきました。
完璧すぎる擦れ違いの果てに
隙間があった。
無限定に広がる荒野が
脇の下にあった。
身体を失っして垂らされる腕の
脇の下があった。息を吸いっぱなしの嗚咽があった。
山並は動かないが。
二つの意向は肺を失っしたまま
息を吸い続けて
腕を空転して振り回した。完璧すぎる擦れ違いがあったのだ。
詐欺だ
痛みをこらえてたどりついた泉
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