同時多発ツイート連詩【おいしい水を】 こひもともひこ・リミックス/こひもともひこ
 
が無い)
(まだ抗う事を知らない夏)
顕微鏡を抱えて/
潜り込んだ湯船に/
わたしたちの空が眠っている/
あぶくを/
覗こう/
口から吐いたあぶくを/
捕らえて/
なにが詰まっているか/
知りたい/
ふ、ゆ、と言ったらふゆが満ちたよ/
あ、さ、を呼んだらあさが満ちるよ

The night is youngという言い訳の美酒を飲む。
死が怖いくせに酩酊の誘惑に負ける。眠りの中の出来事は忘れた。
渇きから逃れるのにうってつけの液体。
このまま、夜に沈み、朝を拒絶するのだ。
でも、太陽のまぶしさに負け、蛇口をひねり喉に流す。
砂漠の生き物が言っていた。
体の底ま
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