同時多発ツイート連詩【おいしい水を】 こひもともひこ・リミックス/こひもともひこ
。
つめたい、
温度が、
やさしく、
包んだ。
水面が見つめかえすあの日の自分。
両手でひとくち、
汲みあげて飲み干せば
水の温度は複数で、
仮面の裏側に塗るニスを溶かせない。
彼の地へ行く為のガソリンを選べ。
色つきの液体だって感激するカラダは、
架空の腹心が支配している。
過去の清算には経費がかかって、
買い物カゴをぶら下げた猫背が、
足下の綱に気づかないままふらついている。
大腿を伝う無菌水は肌に触れるや否やいつもやられて腐ってしまう 天井、
漏水の真下に転がした空洞の私
うたをうたいながら只々ひたひたと充たされていくのを見ている
(特に興味が無
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