【批評祭参加作品】■シロン、の欠けラ(1)/川村 透
に帰る所は、記憶の中だけにしかないのだ。忘れてほしくない、と願うだけで、「傲慢」なのだと、さいなまれる。「どこでもない国はここでもいい」だけだ。螺旋は飛ぶ、けれど蛇なのだ。鳥ではなく蛇、なのだ。くらり
□『当院における貴腐死病の一例』 たかぼ
http://po-m.com/forum/i_doc.php?did=9027
読みましょう。これはショートショートを読むときのモードになって読んだ。形式は、今となってはありふれているけれど、ウエル・メイドだ。ひねりすぎていないから、かえって良いのかもしれない。オチが「気が利いていない」けれど、報告書的なスタイルであればいかにも気が利い
[次のページ]
戻る 編 削 Point(10)