【批評祭参加作品】■シロン、の欠けラ(1)/川村 透
利いていない、方が「それらしい」という計算をしていると思わせるのであれば、これはこれでもいい。
□『重力と火』 六崎杏介
http://po-m.com/forum/i_doc.php?did=18384
主よ。愛と炎のクロスするところに夜がある。硝子をひっかくようなどこかノイズィな賛美歌。モノクロだ。蓄音機からサンプリングした音に記号をはりつけて鏡の上にちいさくぶちまけてみたようだ。十文字にすべっては神に召されてゆく。重力と火のたてるオトを鏡に映してからこなごなに砕いてつやつやした夜の顔の上をすべらせてゆく。主よ。
(時間切れ)
★2004/12/17追加分
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