【批評祭参加作品】■シロン、の欠けラ(1)/川村 透
 
音とともに繰り返す、かに見えて一オクターブずつ高まってゆきガガ、と止まってしまう。「男」は生きては壊れる、ぺらぺの「悪意」なのだ。

□『螺旋、飛んだ』  あほん
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 僕たちは日々「どこでもない国の愛国心」に責めさいなまれている。小泉純一郎は選挙のポスターで「この国を想い、この国を創る。」と訴えた。「この」国はいったい、「どこの」国だろうか?僕たちはひばりの様に飛び立ってしまっている。わが国、という言葉は穢れてしまって久しい。するり、「どこでもない国の愛国心で/僕は胸がいっぱいだ」
もう「帰り道」なのに帰
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