[:door/プテラノドン
コンビニの駐車場で脇腹に
突きつけられたナイフ、もしくは土手で投げつけられたレンガ、
駅のホームで待ち受けていたのはチェーンソーを持った男、
それでも家に火をつけられた奴に比べればまだましだった。
中華料理屋でからまれた時には、バーナーを浴びせようとする
在日もいた、どれも今となっては懐かしい。
でも余韻に浸っている暇はない。弾丸より速く
走れやしないことくらい馬鹿だってわかる。
Uたちを助けたのはバーの玄関で立ち話をしていた
コールガールかなんかの日本人の女。
彼女は諭すように言った。「こっちに来たら、駄目だよ」
Uは笑って女の胸を鷲掴みにしてこう言った。
「ハウマッチ?
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