A Mad Tea Party/澤あづさ
ーストラリアはキャンベルタウンの、」
「わたしたちはイングランドです」
そのオーストラリアを失念していた、ハートのジャックはきっとアッサムへ行くべきだった。アッサムでなら辛うじて、言ってもらえたような気がする。きらいじゃないよ、仲よくしよう、アッサムの茶樹はイングランドの大発見だからね…………
「カリーバッシング、」ところが憧れのダージリンを目指すも、カルカッタいやコルカタのあたりで早くも、
「もはや象徴、植民地時代にインドにばかり取り残されたクズ茶のように! さてくだんのクズ茶からインドのチャイの煮られるさまの、まさにカリーのごときこと、あたかもアングロサクソンがベッドで妻に啜らせるア
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