しんちゃん自暴自棄?する/アラガイs
 
会うたびにどこか悩んでいる様子が伺える、夜に

娘の帰りを迎えいれても、互いに面を外し合うことはなかった

教室に入ると先生の毎回違う演奏を聴かされるのは正直苦痛だね

それにしても、レッスンを始めるまえには必ず胃潰瘍の薬を飲んでくるらしい

そんな話しを聞かされる度にさ、この選択はまちがいだったって気づかされてしまう

家主は死んで教室も消えたけど、先生はいまでも元気だ
きれいな死体って、どこか料理を考える方法と似てるよね


「ジャンヌ エビユテルヌのお腹の中は誰も知らない」

石畳に溜まるモンパルナスの雫
1920年この世を去った画家モディリアーニ
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