流星群/雅寛
今日という日が来るのを何時も先延ばししていただけさ。
僕等は自殺さえも決められていたのかも知れない。
独裁者の思い描く夢も、
蟻の巣を踏み潰す子供も、
そうは変わらないかも知れないね。
だけど、遙かな愛を叫ぶ人も居た。
降り注ぐ、数え切れない位の流星群。
神様が用意してくれた最高な終わりさ。
降り注ぐ、慈悲という名の神の裁き。
僕等、生きる事に何を見いだせた?
ごめんね。アインシュタイン。
貴方の所為じゃないよ。
何時かこうなる事は決まっていたんだ。
僕等争う事しか出来なかったんだ。
自然と共存、簡単に言うけど、
そんなの最初から無理だったんだ。
何処で
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