牧場は汚物まみれだ。/狩心
じ難いあの世を途方も無い計算の後に焼却し、手の届かないものへと昇華させ、にやにやと笑うのか、キモいや面を馬鹿にして、へのへのもへじの努力を水に、
流すというのか、おまえの涙で心揺れるわたしではない。すでに目は無い、おまえをおまえと認識しないで、おれはおまえの乳搾る 想像上の長野の牧場は おそらく「可ッ”!」の汚物まみれだ。
深く命を媚びるがいい、こんな牧場でいいのなら、
君が自然に死ぬまで、「キモい」とはかけ離れた美しい太陽の恵みで照らし出されている牧草を
与え続けてあげる そして 君が死に、ゾンビとなって横たわっていても、美しい眠り姫となって王子のキスを待っていようとも、
その口
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