幽閉 序章、 物自体の仮定、/狩心
 
、 事実ではなく、
与えられた仮想を 食すしかなかった

真実を司るのは
何も知らない未経験の少女と
双子の少年の磨り潰される音と
液体は一体誰のものだったのかという
残された言葉の持ち主
つまり
挟まれる度に設置されているという
過去から生まれいずる時限爆弾の設置者
パーティーに参加しなかった
恵みに
選ばれなかった 地球外の
人間になれなかった人間のみ

その人間が手にした真実が
また愛という不幸を産み出す
愛が在ったという愛を
消すことができなくて
自分を消すに至るのだ・・・

心底で、
澄み切った水をさらにろ過し、飲んでいる奴ら、
勘違いする
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