幽閉 序章、 物自体の仮定、/狩心
がまた立ち始める度に
新郎新婦は選ばれて、口付けをする前に邪魔されて、
何度も殺される
少女の
純粋さの
未経験の永久の美しさの中で
少女と双子の少年は パーティーが大気の中に溶け込んだ
瓦礫の降る水面上を右往左往し、 心底に沈んでいる、
人の顔をした岩を 無数の岩の中から探そうと必死で、
岩と岩に挟まれては死に 岩と岩に挟まれては死に
磨り潰されて
液体になっていく
一体誰が人で、
一体誰が地球と一体だったのか、
生まれてくる子供達には過去に生まれいずる愛達を
知る由もない、
知る由もないので、
婚約指輪は荒れ狂う、
吹雪の灼熱の硬さに 興奮し、
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