さいなら/ズー
昨夜、知らない少女の夢をみました。
胸元の辺りにマーガレットに似た青い花と、妖精のような紋白蝶が、レイアウトされている白い肌の女の子の、夢です。
もう、やめなよと言う、わたしや、いくらかの紙幣を握り、騒いでいる男どもや、惑星の終わりにみせる、ひかりの粒をあしらった、下着姿の女どもに、彼女はポールダンスを、みせつけてきました。
なだらかな谷間に、紙幣が突き立てられ、溢れ、ついに、彼女の腰は、ブーメランのように飛んでいき、もう、やめなよと言った、わたしにむかい、少女は、「わたし、詩をかくわ」と言うのです。
あなたの声に、とても、似ていました。
それから、あなたの腰は、ブーメランのように、かえ
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