Phantasmagoria/雛鳥むく
 



長い yume を
見ている 気が する

アフリカ あたり の
よくわからない
紛争が 大気中から
検出されたり じょうずな
赦しかたを 練習 したりする
行方のない 回廊を

歩いている
亡国の 亡国

産み 落とす
yume


はじまりは
青白い 鬼火に
水を やり
育てる そんな
自由研究 みたいな
代物 だったのかもしれない
錯綜が

焚書を する 小指は
紛れもなく
痛覚の 訪れ だった

と、

こうして

筆記している。







タールが、
飛沫をあげて
空を黒の粘液で覆
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