詩、薬、病のこと等、ノートより寄稿/小野 一縷
 
はわたしの軽蔑とわたしの警告の鳥とを、
ただ愛のなかから飛び立たせることにしている。
沼の中から飛び立たせるのではない。
泡を吹き立てる阿呆よ、いったいお前を不平の豚にした
そもそもの原因は何か。
それは誰もお前の気に入るように、
お前に媚びてくれないということだ。
それでお前はこの汚穢所に座りこんだのだ、
たえず不平をうなり散らす種に不自由しないために。
たえず復讐をする種に不自由しないために。
虚栄心にかられている阿呆よ。
つまりお前が吹き立ててる泡の全ては、復讐なのだ。
わたしはお前を見抜いている。
だが、お前の阿呆の言葉は、それに理がある場合でも、
わたしに損害
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