詩作過程 / ****'04/小野 一縷
を書き続ける 行 句 連 編
詩が 構築されるまで
言葉が 降り終える頃
いつだって 朝が近い
今日のこと 明日のことすら 何も考えてはいない
ただ 詩のことを考えている
それだけを思っている
この時が いつまでも 続けばいいのにと
夜の暗さと共に ずっと保持したくなる
もう朝だ
雪は止んでいた
車が雪に埋もれている
6時37分 車に積もった雪を片付けて 仕事へ向かう
7時40分 始業 50分前 到着
車中 煙草を吸いながら 印刷した詩を推敲する
8時12分 車を降りる
降りる間際 家に帰ったら 「また詩作
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