スメルズ ライク テーン スピリット!/チャオ
恥ずかしくなって。限界地点を越えたみたい。
僕は死のうと思ったわけで、死刑囚のように最後に自分のしたいことさせてあげようと思って、考えてた。
今考えると、僕の命は生きたかったらしい。そこまでへこんでも、僕を生きることへ導こうとしてた。だから、どんな状況であっても、僕が命を自由にさせる決定権があることを教えてくれようとしてたらしい。
とにかく、僕は、次の日がないからいっぱい走ろうと思ったわけ。その場で死んじゃうくらい。ずっとね。たぶん、4時間ぐらい走って、ふと気がついた。すごい眠いって。で、それがホントうれしかった。
疲れた体に、たずねてみたら、もっと走りたいらしくて、僕は朝日が
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