詩を書く者の責任とは、/白井明大
 
どとは、一概に言えない。傷つくことと生きることがともにあるのがいのちかもしれない。

だとしても、だれかが不当に傷つけられているとき、そこでたちどまってしまうのだ。

そのとき、だれが傷つけているのか、だれが傷つけられているのか、それさえ見知ることは困難ではあるけれど、目をこらして、そこに気持ちを向けておこうと思う。

ショックのおおきいできごとが指摘されたとき、そこから何を捉え、どう発言に、行動にむすびつけていくか、できごとがショックなことであるほど、失敗しやすいものだけれども、それでも、慎重に、そのできごとにおいて、何をすべきか、できるか、気を付けなくてはいけないと思う。
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