感想 repure8/イダヅカマコト
いしている!
自己紹介のたびに
時計台の話をする人の気持ちが
君にはわかるのか!
わかるわけがない!
大国にはさまれた弱小国の国境の危うさを!}
という、人ごみに包まれて混乱している感覚が、身長の高い私にはうまく感じられなくてとても楽しくよめる作品でした。
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ほかにも、小川三郎さんの『泣く夢』で「鳴り響くサイレンも/巨大な氷となった西の空も/あなたの首筋に掘り込まれた/無数のアクセサリーも/私たちが人間である条件を/ひとつも満たすことはできなかった。」という、否定の部分に対応した、「人間である条件」を示す部分の不穏さも私の中
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