感想 repure8/イダヅカマコト
 
また、木葉揺さんの『初詣』という作品のイメージの連なり方も気になる作品。
たぶん明治神宮へ初詣に行ったときの喧騒が書かれている作品で、

大木を振り回したくて
500ペソ納めたのに
美しい歌しか出てこない
ガッカリした人が木に鈴なっている
「結んじゃダメー!」と叫んだら
凍える人々はうどんを結びつけた


という部分で、「うどん」にたとえられた(たぶん)おみくじであったり、

{引用=あまりの寒さに
矢が刺さった人が増殖する原宿
傷心の私はトレーラーにジャンピング
そっと顔を出した運転手が
「明石焼きは知らないけどいいかな?」
そんなキザな台詞で照れ笑いし
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