即興詩 「詩人の時代がやってきた」/飛鳥 彰
番だ、
間違いあるまい。
明日は、キミとぼくが
どこかのライブハウスの天井桟敷から
詩人たちの勇姿を眺めている日に違いない。
明日は、ぼくが一編の詩篇を携えて、
京の都路を秋めく風を聴きながら
歩いているかも知れない。
明日は、あまたの言葉が
ぼくのいのちの奥の奥の不思議の泉から
こんこんと湧いてきたりする日かも知れない。
明日は、若いキミたちやあなたたちが
年老いたものも交えて
明るく詩など語り合っている日かも知れない。
音楽や演劇や狂言や舞踏や
ドラマや映画を胸襟を開いて
語り合っている日かも知れない。
街を流れる川のさざな
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