純粋正義への架橋17/チャオ
跳躍させる。
その瞬間、僕らはしっかりと地に付いた足で、天才を追い立てるのかもしれない。
再び、僕らへと帰ってこないように。
執拗に凡人は天才を追い求める。
天才は、凡人に追い立てられ、再び、地上から足を蹴り上げる。
限界は超越され、同時に構築される。
ニーチェは「超人」を求め、その架け橋となることに身を切り裂く覚悟をする。
「ツァラトゥストラはこう言った」において、その無限の営みに発狂を繰り返す。そしてたどり着いた答え。それが永遠回帰説なのだ
西洋の、二元的思想はそこで、東洋の曖昧な一元的思想と融合する。
現在の思想は、その曖昧さから出発する。
が、しかし、現実世
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