DO NOT OPEN THIS MONSTROUS BOX(その箱を開けてはなりませぬ)/青の詩人
 

わずかな輝きを磨くもの
磨くことをやめたもの
磨こうとしないもの
輝きに気づいていないもの
気づいていないフリをするもの

輝きたいと思った
信じてみようと思った



?
電車の中では誰もが知らんぷり
いっぱいいるのに誰もいない
そんな寂しいALONE TOGETHERにも
疑問を挟む余地もない
クチバシも挟まない
寂しい鳥ヒトリ

自動販売機相手の世界じゃ
喫茶店のウエイターも
缶コーヒーになってしまう



?
「次はー蛍池―、蛍池―。」

蛍池

やけに意味ありげに響く
暗闇に浮かび上がる
レオナルドの微笑みのように


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