深夜環状線/青木龍一郎
 
ーははスリップし、爆発した。







僕は道路の上、立ち止まった。
世界?
ここ世界?
違う?環状線?


君は今もなお、ベッドの中で苦しんでいる。
夜なのに休息できないなんて可愛そう。
怖い夢を見てしまっている。
怖い夢なら僕だっていっぱい見てきた。
君の分も見てあげたいよ怖い夢。
ついでに僕はすっかりハゲてしまった。

今から寝れば君の怖い夢を見てあげられるかもしれない。
寝よう。
ここで寝よう。
今、僕は道路の上に居る。
アスファルトが少し痛いけど我慢して寝るよ。
よっこらしょ。
ほら、道路が横向きだ。
このライトに照らされて僕は
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