深夜環状線/青木龍一郎
僕は寝るよ。
おやすみ。
おや、向こうから車がきた。
まぁ、いいや、僕はどくつもり無い。
おや、なんて大きいトラックなんだ。
こんなものに轢かれたらひとたまりもないぞ。
痛そうだ。
怖い怖い。
そうか、これが怖い夢か。
まだ、寝てないのに。
おかしいね。
笑っちゃう。
あれ?
トラックを運転しているのは怖い夢にうなされていたハズの君じゃないか。
待ってよ。
轢き殺さないでよ。
僕は君の怖い夢を代わりに見てあげようとしてここで横になってるだk…ぷち。
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