潜在する死という思考についてのあれこれ/涙(ルイ)
んだ云って やっぱり死ぬのがおっかなくて
今日明日と延ばし延ばししてしまっているのです
こんなこと誰にも相談できないし
第一聞いてくれる相手もいないので
自分の中で ああだのこうだのと
悶々とするより他になくて
なんかそういうのもう
ほとほと疲れちゃったよ
どうせ誰も私のことなんか必要としてないし
第一 生まれてきたこと自体
疎まれているんだから
きっと死んでも誰も泣いたりしないんだろうな
別にそれでもいいけどさ
嘘っぽい涙なんて
こっちから願い下げだし
死んだあとから
「あの子はね……」なんて語られても
全然うれしくもなんともないし
それよりさっきから
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