潜在する死という思考についてのあれこれ/涙(ルイ)
から自分の愚痴ばっかり聞かせてるけど
いい加減にしてくれないかな
あなたの口からついて出てくるひと言ひと言が
私のやわな心をグサグサ突き刺すんだ
私のことを他人がどう思っていたかなんて
そんなの全然 興味ないよ
一番知りたいのは
あなたが私をどう思っていたかってことだよ
私が生まれてうれしかったのそれともがっかりしたの
あの男によく似た私が
憎くて憎くて仕方なかったんでしょう
はっきり云えばいいじゃない
回りくどい言い方なんかしないでさ
あなたは私のやることに
いちいち文句をつけたがるけど
じゃあ自分は一体何をしてきたっていうの
あの時だって
自分がいなくなっ
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