神さまとさよならする日/アオゾラ誤爆
 

ねむれないよ
とても震えていて
ねむれない
わたし 眠れない
ねむりたくない
まだみていたくて
自転を感じたくて
なんだかとても苦しい
あらゆる角度から花を愛でて
いろんな国の呼吸をしたい
まぼろし
に、似た
きみのこえに
抱きしめられていたい
嘘よりも
真実をしることがこわいなんて
わがままだなあ
わたし
きれいなものが好きだから
殴られてしまいたいな
そらに
うみに
とりたちに
きみという存在に
溺れてしまいたかったなあ
手をぎゅっとしてみて
流れていくのは
宇宙だ
ねえ
はじめからあのなみだの味を
わかっていた
気がするよ

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