たまご/
水町綜助
という
赤色を思う
音で
ぬり込められた
僕の
好きな
(くれよんの)
青い
空
切り開いて
切り分けて
ひらいて
こまぎれれば
体の中を流れる
色
だったわけだ
血、なんていう
なんていう
青
そして赤
丘の上を
ころがす
たまご
ころがる
なだらかな
斜面を
まずは
金曜と
と、透明
殻座も
ち切れちまった、し
やくカ?
やかないカ?
と丁(テイ)が訊くので
焼かない、と
僕は答える
中華屋のテ
[
次のページ
]
戻る
編
削
Point
(8)