コレガ人間ナノデス/んなこたーない
くは思う。
「被爆の実相を世界に発信すること」は、日本人に与えられた特権ではない。
「唯一の被爆国」であることは、なんら褒められたことでもないし、わざわざ吹聴することでもないと思う。
冷戦時代には確かに抑止力だけで「使えない核」だった。
だが、いまではより小型化した「使える核」が開発されつつあるというのだから、
年月は人類を賢くしてきたとはいえない。
核が象徴的な意味を帯びたのは、それが一瞬にして人類規模での殺戮を可能にするものだったからである。
「使える核」とは、逆説的な言い方をすれば「核の安全化」がすすんだことになるのではないのだろうか。
となれば、核
[次のページ]
戻る 編 削 Point(0)