Digital/結城 森士
など微塵も思い出せないでしょう
いつの日か多くの友達は僕を置いて旅立っていった
残されたものは皆喚き散らしながら離れていった者を責め立てた
おかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしい
そんな時は決まって先生が頷きながら僕に同意を求めた
僕は朝も夜も、正しいことは何かと自問し続けた
いつまでも答えが出ることは無かった
いつの日も誠実であり続けようとした
そして答えを出し続けようとした
いつまでも真実に向かって
いつまでも真実に向かって
いつまでも真実に向かって
いつまでもいつまでもいつまでもいつまでも・・・
その間にも多くの友人が知られざる喜びに向かって旅立っ
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