火をつくる丘。/鯨 勇魚
よ)
あたしは、
それきっり二度とそんな事。
自身に聞かない、から。
醒めたのは夢のままの秋から。
丘の葉先の中で、
彼岸から花火。の、小さい花束。
を、持った。
二十歳代の微笑は、
老いたる愛の自身の眼にね、
こう言っていいきかせたかったの。
寂しさ。
と、
静かさ。
との、中でこそ、
生と死。との、本当の意義はわかるのね。
そこでは。
生命。の、脆さ弱さが。
生命。の、偉大さと手を取り合っています。
そして、ね。
はかない命。に、
永遠を感じるためには、
あたしにとって、ここの。
寂しさと静かさとが、なおさら。
暫くの間は、
必
[次のページ]
戻る 編 削 Point(2)